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TPP参加決定らしいけど

 最近2008年映画の「フード・インク」という映画を見たんですが、アメリカの
大規模農場で作った大量の食料が流れ込んでくるであろうことが予想されるから、
とても心配です。

 遺伝子組み換え大豆以外の普通の大豆は来年用に種を取っておけないという
法律が出来て、どんどん農家に遺伝子組み換え大豆を作らせるように強要したり、
遺伝子組み換え作物を作っていない農家は裁判にかけられたり、訴えられたり
してるらしいです。

 なんでかっていうと、遺伝子組み換えじゃない普通の大豆の花粉が、
遺伝子組み換えしてる大豆の畑に飛んできて被害をこうむった!賠償しろ!
みたいな因縁つけられたりして、訴えられて、負けて、多額の負債を背負わ
されたりとかがある、みたいな話も出てました。

 肉に関しては、成長育成の薬を大量に投与されて育成されたニワトリの
話とか、そういう育成しなかったら契約を打ち切られたりする話とか、なんか
そういう話もあったりした。

 屠殺シーンがあったり1時間半あるけど、最終的には、ちょっと高くても
オーガニックな環境で育てた安全な食物をマーケットから買うようにしてくれと
訴えるような内容でした。

 時間ある人は是非見てみて欲しい映画です。


TPP参加で、恐らく遺伝子組み換えの作物や大量に企業化された農場で
作られた肉が入ってきて、外食産業とかにも使われたりして、賃金の少ない人は
そういうのを利用していって・・・みたいなことが今後起こってくるのかなと思います。

 日本のものを買うことでどこまで1主婦にすぎない私が貢献できるかなんて
わからんけど、常にどこが原産国かとか見て、ちょっと高くても買ったりするように
していきたいなぁ。


 TPPに参加するとどんなことが起こるかってのは食料以外では想像すら
つかないのですが、なんかより一層、システム化や統一化、格差みたいなのが
出て来るような気がします。

 こういうのに反対できる術が、政治家を選ぶ選挙のときか、デモくらいしか
ないだなんて本当に個人の無力を感じます。

 政治家なんて一回受かっちゃって、その後公約変更されちゃったら、
そのあとに何決められても私達は文句言うのに大変なリスクがあります。
デモすればいいなんていうけど、普通の人は簡単には参加とはいかないだろうし。

なんか民主主義ってこんくらいしか出来ないもんなのかなぁと疑問に思います。
農家の人の努力や私達消費者個人の努力だけじゃ、決して報われない。
財閥だの権力だの団体だのには、到底適わないシステムとして根付いてると思う。


ダメな政治家とかいたら即効落とすみたいなリアルタイムで国民が評価を反映
させられるシステムとか、出来ないものなんだろうか。

 一票の重みがどうだこうだ、選挙に行けと説教垂れる人がいますが、
その一票が裏切られる瞬間を何度も見てきた国民に、もっと1個人の意見で
国を動かすことができるのだと感じられるシステム性が欲しいと思う。
意味ないって思う人が一定数居続けるのもそのせいなんじゃないのかな。

 自衛手段的に、私は家族単位の世界で日本のものを買うくらいしか
出来ないけれど、周りの人が全員そんなことを出来るわけがないわけで、
格差があればあるほど、安全かどうかわからないものを利用せざるを得ない
人が出てきてしまうのだと思います。そしてその人たちにとっては、
なくてはならないものになっていくのでしょう。
そうなったらもう定着しちゃって、いいものか悪いものか判断するのなんて
意味ないものになっていくんだろうな。
「余計な討論はなし、今後は、既にあるんだからしょうがないよね、もう。
どうしようもないよ。」ってところまで持っていきたいんだろうな、と思う。

経済の数字だけ見れば何かが上がったり下がったりするんだろうけれど、
大事なものって、守ろうと決意していかないと、こうして簡単に奪われていって
しまうものなんだろうなと思います。

 いい大学に入ったりするだけでは、先の想像とか思いやりとかって
生まれないものなんだろうと思います。自ら学んで教養や雑学を得て、
心を豊かにして社会を眺めていきたい。

 なんかそんなことを、買い物しながら考えたのでした。




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by otyou0710 | 2013-03-15 15:06 | 雑記

 icon作成/岡中様☆


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