2006年 10月 06日
お千代
1stキャラ、おちょうと違い、
P鯖の2ndキャラおちょー(お千代)は大変臆病者だ。
どのくらい臆病かというと、
初心者が話しかけても逃げ出してしまうほど。お千代の足はとても素早いが、
それは根っからの恥ずかしがりやだから。走っているうちに自然と速くなったのだ。
彼女は唯一の仲良しであるクマのぬいぐるみと、
少しのお花があればそれで満ち足りている女の子なのだ。
お花を摘みながら、彼女はこの国で起きてきている争いごとを眺めてきた。
彼女は恥ずかしがりやだから、一人何もしゃべらなかったけれど、それでも
ずっとずっと、眺めていたのだ。そして、お花を髪に飾った。
だけど……。
ある日お千代の目の前が赤く染まった。彼女は魔法を解き放った。
どうしていつものように、眺めていられなかったの?
月の光が優しく辺りを包み込む。
お千代はその日から、髪にお花を飾らなくなった。
夜毎、髪の毛は白く透き通ってゆく。
応えるかのようにお千代の魔力も、高まっていった。
そうしてその目に、涙も浮かべなくなった。
月は白く高く、辺りを、争いごとを、照らしてゆく。
P鯖の2ndキャラおちょー(お千代)は大変臆病者だ。
どのくらい臆病かというと、
初心者が話しかけても逃げ出してしまうほど。お千代の足はとても素早いが、
それは根っからの恥ずかしがりやだから。走っているうちに自然と速くなったのだ。
彼女は唯一の仲良しであるクマのぬいぐるみと、
少しのお花があればそれで満ち足りている女の子なのだ。
お花を摘みながら、彼女はこの国で起きてきている争いごとを眺めてきた。
彼女は恥ずかしがりやだから、一人何もしゃべらなかったけれど、それでも
ずっとずっと、眺めていたのだ。そして、お花を髪に飾った。
だけど……。
ある日お千代の目の前が赤く染まった。彼女は魔法を解き放った。
どうしていつものように、眺めていられなかったの?
月の光が優しく辺りを包み込む。
お千代はその日から、髪にお花を飾らなくなった。
夜毎、髪の毛は白く透き通ってゆく。
応えるかのようにお千代の魔力も、高まっていった。
そうしてその目に、涙も浮かべなくなった。
月は白く高く、辺りを、争いごとを、照らしてゆく。
by otyou0710
| 2006-10-06 20:55
| 絵